空っぽの犬小屋について

こんばんは。

次の記事として、4月から続くコロナ渦でのこれまでのことと現状を書くつもりだったのですが、急遽変更。
創作について気付いたことがあったので忘れないうちに残しておきます。


それこそ4月からの話なのですが、それまでほぼ毎日描いていた絵をほとんど描かなくなりました。
たまに鉛筆を握るのですが、以前のようにはいかずなかなか筆が乗りません。
かなりサボってたからそりゃ描けなくもなるわな、なんて思っていたのですが、違いました。
昨日あまりにも描けないもので一生懸命原因を考えたときに、ふと気付きました。


創作をやっている人なら分かると思いますがキャラクターを描(えが)くときって、その娘が自分の中で勝手に動くんです。
自分の中っていうのは頭の中というか、想像の中というか、はっきりとは言えませんが脳のどこかしらの領域のことです。
描きたいと思うのが先か動くのが先かはともかくとして、ふと顔が浮かんだ瞬間に、勝手に動きだし、物語を紡ぎ、もしくは語りかけてくるわけです。
このあたり、やろうと思っているわけではなくほぼ自動なんですね。
無意識で、制御できるものではなくて。


つまりはその平たく言うと妄想力というか想像力、それがすっぽりと私の中から抜けてしまっていることに気付いたのです。
気付いてしまったのです。
なんてこった!
4月前には満員御礼だった私の犬小屋(犬耳好きの便宜上犬小屋と書きますが、普通の一軒家だと思ってください)が、いつの間にかすっからかんになっていたのです。
なんてこった!
たくさん居たはずの娘たちは、いつの間にか居なくなり、私は一人になっていたのです。
そりゃ描けなくなるわけだよ。


想像、創造ができなくなっていた私は、絵を描くという行為自体はしていたものの、創作というものがまるでできていなかったのです。
そんな大切なことに気付かないまま、半年を過ごしていました。
インプットが足りないのか、栄養が、睡眠時間が、といろいろ原因を探していましたが、盲点でした。
無意識だったからこそ、まるで思いあたらなかった。
空っぽの犬小屋にいくら餌を置いたとして、声をかけたとして、何度訪れたとして、何も起こらないのです。


さて、この一件。
原因は分かったもの、対処法が分かりません。
望んで、進んで手にしたものでなく、無意識に持っていたもの。
だからこそ、どうやって取り戻せばいいのかがまるで一切分かりません。
もしかしたら時間が解決してくれるかもしれませんし、何かのきっかけで急に降ってくるかもしれない。
もがいてはみますが、現時点では解決の目処は全く立ちません。
というわけで、またなにか進捗があったら書きますね。
なんとも微妙な終わり方になってしまいましたが、今日はこれまで。
それでは。



写真は最近撮った朝の空
寒さすら感じるようになってきましたね

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